スカタン野郎

ずっと探していた漫画が手に入った。北道正幸の「スカタン野郎」だ。全3巻のうち2巻だけがどうしても見つからず、取り寄せようとしたがマイナー漫画なので第2刷で絶版、出版社にも在庫がなかった。
漫画の内容はコテコテのギャグ漫画で独特のとぼけたやり取りとマニアックな笑いのツボがおもしろく、「なんでやねん！」「そんなアホな！」と突込みどころ満載の漫画である。
やたらと女の子のパンチラやトイレシーンが多く、作者はおそらく変態だと思うが、表現がエロくないので良い。正常な明るい変態なのだろう。敬愛するとーご氏もこの作者の作品を好きらしいので、僕もとーご氏も「明るいオタク」に所属しているようである。
この作者は主にアフタヌーンに連載し、スカタン野郎続編「スカタン天国（パラダイスと読む）」、つい最近まで連載していた「ぽちょむきん」があるが、すべて同じノリのギャグ漫画。
僕がこの漫画を好きなのはシリアスな場面がまったくなく、すべてギャグで通していながら、どこか温かみを感じる点だ。愛を感じてしまう妙なギャグ漫画である。