久々に

youmatsu2003-03-03

海辺のカフカを読んでいます。
ここ数ヶ月全然小説を読んでいなかったので、小説を読んでいるときの特別な心の高揚が懐かしい。本を読んでいるときの心のあり方は自分が少し変わったような特別な感じなる。
先日東京から帰る電車の中で読んでいたのだが、旅の道連れタカハシ君にいつもよりさらに饒舌になって一杯喋ってしまった。
この小説には猫が出てくる。僕は猫派なので猫が出てくる場面が大好きだ。猫という動物は犬と共に大昔に人間と共生するようになった動物だが、ねずみ取りくらいしか人間の役に立たず、犬ほど用途に合わせたような改良が加えられなかったので野性味を多く残しているとテレビの動物番組で言っていた。とても納得がいく。
僕は猫の野性味が好き。家にいるときはそれこそ猫をかぶっているが、外では何をしているか謎である。漫画みたいに魚屋で魚を盗んで追いかけられているかもしれないし、もしかすると他の家族に養ってもらっているかもしれない。何を考えているか分からず、一緒に住んでいながらお互い無関心でお互いの存在をかろうじて確認しているようなそんな猫との付き合いが理想。
将来の夢の一つとして、ますます猫が飼いたくなった。飼うならやっぱり雄がいい。男同士気が合うかもしれないし、なにより野性味を残すために手術なんてしたくないから、断然雄。雌を飼って手術をせず家がニャンコだらけになったらさすがに困る。